おしらせ   4月30日(火)は都合により休診します。

おしらせ   4月から5種混合ワクチン、15価肺炎球菌ワクチンの接種が始まりました。

4月から四種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの混合ワクチン)にヒブワクチンが加わった5種混合ワクチンの接種が開始しました。また、肺炎球菌ワクチンも今まで13種類の菌の型が含まれる13価が使用されていますが、4月からは15価ワクチンの使用が始まります。

この新しいワクチンは、接種方法が今までのワクチンと少し違います。今までのワクチンは皮下注射(皮膚と筋肉の間に注射液を入れる)のみでしたが、新しいワクチンは、皮下注射と筋肉注射(筋肉内に注射液を入れる)両方が可能です。

皮下注射と筋肉注射
日本以外の国では、予防接種はほとんど筋肉注射で行われています。皮下注射で行っているのは日本だけです。どうして日本だけ皮下注射になったか?これには歴史的な背景があります。1970年代に、抗生剤や解熱剤を筋肉に注射をする治療が普通に行われていました。大量に何度も注射をしたため、大腿の筋肉が破壊され機能障害を起こす「大腿四頭筋拘縮症」が社会問題になりました。それで予防接種は皮下注射で行われるようになりました。ただし予防接種で注射する液の量は少ないので、そのような副作用はありません。2000年代から使用されるようになったワクチン、例えば子宮頸がんワクチン、新型コロナウイルワクチン、帯状疱疹ワクチンは皆筋肉注射です。
筋肉注射のメリットもあります。皮下注射より筋肉注射のほうが免疫がつきやすく、注射部位が腫れたり熱を出したりする副反応も少ないといわれています。
筋肉注射は痛みが強いというイメージがありますが、皮下注射と比べて特に痛みが強いことはありません。痛みは接種する医師の技量によると思います。
ということで、当院では5種混合ワクチン、15価肺炎球菌ワクチンの接種は筋肉注射で行います。

 

おしらせ   発熱のある患者様

発熱のある患者様は、受診前に必ず電話(024-933-7788)をしてください。
受診までの流れを説明いたします。

 

おしらせ   スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行っています。

当院ではスギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法を行っています。治療を希望される方は、電話でその旨をお伝えください。

スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎の治療
スギ花粉症とアレルギー性鼻炎の治療には2つの治療法があります。一つは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等の症状を薬で抑える薬物療法です。もう一つが、花粉症の原因となっている物質(アレルゲンといいます)を少ない量から投与して体を慣らしていくアレルゲン免疫療法があります。

アレルゲン免疫療法は、対症療法である薬物療法とは違い、根本的な体質改善を目指す治療法ですので、長期にわたって症状を抑えることが期待されます。そもそもアレルゲン免疫療法の歴史は古いのですが、アレルゲンの投与方法が注射で行う皮下免疫療法しかありませんでした。この治療を受けるためには医療機関に頻回に通う必要があり、しかも痛みを伴う治療であるため、限られたごく一部の医療機関でしか行われてきませんでした。

2014年、アレルゲンの投与方法を、舌の下で行う舌下免疫療法が新たに加わりました。この治療法は治療薬を毎日自宅で服用するものですので、月1回の受診で済みます。

スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法について
スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎と診断された患者さんが治療を受けることができます。
治療薬を舌の下に置き、1分間そのまま保持した後、飲み込みます。 

服用の期間
1日1回、毎日服用します。治療開始の最初の1週間は極少量を服用し問題なければ2週目から増量し、その量を続けます。治療期間は3年以上が勧められています。

治療の開始時期は?
スギ花粉症は、スギの花粉が飛んでいる時期には治療を開始することはできません。ですからスギ花粉の飛散が終了した5月から遅くとも10月までには開始した方がよいと思います。
ダニアレルギー性鼻炎は、季節に関係なく治療を開始することができます。 

期待できる効果
すべての患者さんに効果があるわけではありませんが、長期に正しく服用すれば次のような効果が期待できます。
・くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善
・涙目、目のかゆみの改善
・アレルギー治療薬の減量
・生活の質の改善
・ダニアレルギー性鼻炎の患者さんは、気管支喘息を合併している場合、気管支喘息の症状の改善も期待されます。

副作用
主な副作用
・口の中の副作用
 (口内炎や舌の下の腫れ口の中の腫れ)
・咽頭(のど)のかゆみ
・耳のかゆみ
・頭痛   など
重大な副作用
・ショック
・アナフィラキシー
 多くの場合、服用30分以内で、じんましんなどの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁など)が見られます。

おしらせ   スポットビジョンスクリーナーを用いた弱視の検査を行っています。

子どもの目の機能は3歳ころまでに急速に発達し、6歳位で完成します。それには光が目の中に正しく入っていき視覚的な刺激を受けることが条件となります。発達段階の時期に屈折異常(近視、遠視、乱視)や斜視があると光の刺激を受けずらくなり、健全な視力の発達は望めません。この状態が弱視です。

早期に弱視の診断がつけば、アイパッチやメガネの装着などの訓練を行うことによって、視力の発達が期待できます。郡山市では3歳児健診時に、スポッビジョンスクリーナーを用いた検査を行っています。検査により異常が見つかり、眼科の専門の先生の治療を受けている子もたくさんいます。

この機器による検査は生後6か月以降可能ですので、私は3歳児健診以前に診断をして早期治療につなげたいと考え購入を決めました。当院で行う10ヶ月健診ではルーチンにこの検査を無料で行っています。検査は数秒で済みますので、まだ数は少ないですが10か月児で検査ができなかった子はいません。

検査の料金は自由診療で1回300円です。異常に気が付いていて検査を行った場合は保険診療になります。