手足口病が再び増加中です。新型コロナウイルス感染症の報告は減少中です。
溶連菌感染症が小流行中です。インフルエンザの報告もあります。
減少していた手足口病が再び増加してきました。手のひら、足の裏に小さな水疱が出来、口の中に口内炎が出来、熱が出ます。まれに髄膜炎を合併することがあり、高熱が続いたり、頭を痛がったり吐いたりしたときは要注意です。ウイルスの感染症ですので抗生物質は効きません。今シーズン複数回かかった方もいます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の報告数は減少中です。
溶連菌感染症は小流行が続いています。熱が出てノドが真っ赤に腫れ、舌がイチゴのようになります。全身に細かい発疹が出る事もあります。ノドの検査ですぐに診断ができます。この病気は細菌による感染症なので、抗生物質が効きます。ただし、腎臓や心臓の合併症を防ぐために長く飲む必要があります。
マイコプラズマ感染症の報告が全国的に多いです。発熱、痰が絡まない乾いた咳が主な症状です。軽傷な場合は自然に改善します。一部は重症化し肺炎を起こします。発熱や咳が長引いた場合は可能性があります。インフルエンザの報告が出てきました。
(10月2日)
福島県内の感染症発生状況は以下の福島県感染症情報センターの発表をご覧ください。
654233